Inside AdSense
Google AdSense に関する最新情報をお届けする、 公式ブログです。AdSense に関するニュースや活用方法をご紹介します。
モバイル デバイス への 対策 を始めてみませんか? - マルチスクリーン への対応 第一弾
2013/10/31
以前
ブログ記事
でもご紹介したように、世界中、特にモバイル デバイスが急速に普及している日本では、
ご自身のウェブサイトをマルチスクリーンに対応させることは今後非常に重要
となってきます。とはいえ、
具体的にどのくらい重要なのか?
どうやってモバイル デバイス対策を立てればいいのか?
この対策が果たして収益の増加につながるのか?
など、ご不明な点もまだまだ多いかと思います。そこで本日より数週間に渡って皆様の疑問にお答えしていきます。
そもそもユーザーはどこからやって来るのでしょうか?
スマートフォンやタブレットなど、様々なモバイルデバイスが登場し、どのデバイスの画面からでも情報や人に簡単にアクセスでき、便利なツールを利用できるようになりました。最近実施された調査* によると、次のようなデータが明らかになっています。
・82%
のユーザーが、スマートフォンを使いながら複数のメディアを同時に利用
・79%
のユーザーが、スマートフォンを持たずに出かけることはありません
・81%
のユーザーが、スマートフォンで商品やサービスの情報を収集したことがあります
・41%
のユーザーが、スマートフォンからインターネットを利用
このようにユーザーは様々なモバイル デバイスを利用するようになった一方で、ご自身のウェブ サイトを様々なモバイル デバイスに最適化しているサイト運営者様はまだまだ少ない、というのが現状です。モバイルに最適化されていないウェブ サイトでは、PC からアクセスしたときと同じようなユーザー エクスペリエンスをモバイル ユーザーに提供することができません。
長期的に考えてみると、トラフィックや収益の減少につながってしまう可能性があります。
高まるマルチスクリーン対応の重要性を受けて、
Google AdSense チームでは 11 月 26 日より 3 週間にわたってオンラインセミナーを開催いたします。
お客様に合ったモバイル デバイスへの対策の構築方法のご紹介や収益を得るための AdSense の活用方法についてもご紹介する予定です。
また
AdSense Japan コミュニティ
では、オンラインセミナーに先駆けてマルチスクリーン対応に関する様々な企画を用意しておりますので、ぜひ
こちら
からご覧ください。
この機会をどうぞお見逃しなく!
* Ipsos MediaCT の協力の下、1,000 人を対象に Google で実施した調査(2013 年) 。
Our Mobile Planet
について
【関連リンク】
マルチスクリーンとは?
Posted by Eri Shikamura - Inside AdSense チーム
2013 年 10 月 31 日
「マルチスクリーン」とは?
2013/10/29
「マルチスクリーン」
という言葉をご存知でしょうか?「マルチスクリーン」という言葉を聞いても、まだピンとこないサイト運営者様のために、
「マルチスクリーン」とは何か、今後私達の生活にどのような変化が起こることが予想されるか
をご紹介します。
「マルチスクリーン」とは、スマートフォン、タブレット、パソコンやテレビなどの様々なサイズのマルチスクリーン メディアに、ユーザーが複数のデバイスからアクセスすることを指します。
特にモバイル デバイスが普及した日本では、ユーザーが接触するメディアの 91% がマルチスクリーンメディアです。
マルチスクリーンの進展に伴い、皆様のウェブサイトへのトラフィックにも変化があったのではないでしょうか?
例えば現在のウェブサイトの状況を、プラットフォーム別(パソコン、スマートフォン等のハイエンド端末機、タブレット)に 3 ヶ月前、半年前、 1 年前と比較してみてください。トラフィックや収益性などの指標で比較してみると、以前まではパソコンからのトラフィックが多かったのに比べて、スマートフォン等のハイエンド端末機やタブレットからのトラフィックが増えているウェブサイトも多いのではないでしょうか?
ご自身のウェブサイトをマルチスクリーンに対応させることは、今後非常に重要となってくることが予想されます。モバイル デバイスの普及率がさらに加速し、ユーザーが様々なデバイスから、ご自身のウェブサイトにアクセスしてくるでしょう。
マルチスクリーンの進展に対応できるよう、ウェブサイトを最適化することをおすすめします。
マルチスクリーンに対応させ、ウェブサイトを最適化させるヒントや具体的な方法については
AdSense Japan コミュニティ
にて、数週間にわたってご紹介する予定です。
AdSense Japan コミュニティへの参加がまだの方はぜひこの機会にご参加ください。
【関連リンク】
マルチスクリーン ワールド
Our Mobile Planet
Posted by Eri Shikamura - Inside AdSense Team
2013 年 10 月 29 日
トップレベル ユーザー サミット開催のご報告
2013/10/25
9 月 30 日から 10 月 3 日にかけて、米国カリフォルニア州サンノゼとマウンテンビューの Google 本社にて、
「トップレベル ユーザー サミット 2013」
が開催されました。
トップレベル ユーザーとは?
豊富な製品知識と経験に基づいてヘルプ フォーラムで多大な貢献をしてくださっている方々を、「
トップレベル ユーザー
」と呼んでおり、世界各国の様々なプロダクトの公式フォーラムで欠かせない存在となっています。
トップレベル ユーザー サミットとは?
26 以上の言語、250 以上のプロダクトの
ヘルプ フォーラム
からトップレベル ユーザーをお招きし、ヘルプ フォーラムについて議論をしたり、様々なプロダクトの新製品情報などを共有するサミットです。
16 言語ある
AdSense ヘルプ フォーラム
からは 84 人のトップレベル ユーザーが世界中から集結しました。
日本からは、AdSense を初めとする様々なプロダクトでご活躍中の計 7 名が参加されました。
AdSense ヘルプ フォーラムからは、den 氏にご参加いただきました。
ヘルプ フォーラムをご利用の方で、den 氏にサポートいただいたことのある方も多くいらっしゃると思います。
今回初めてトップレベル ユーザー サミットに参加された den 氏にお話を伺いました。
トップレベル ユーザー サミットにて
AdSense 歴 7 年の den 氏(左) サポート スペシャリスト 西野(右)
AdSense サポート 西野[以下、西野]
トップレベル ユーザー サミット、お疲れさまでした!den 氏の自己紹介をお願いします。
[den 氏]
私は団塊世代生まれで、孫が 5 人居るおじいさんです。約 12 年前から個人的にウェブページの制作をしてきました。また、AdSense を始めたのは約 7 年半前からです。
[西野]
どのような経緯でトップレベル ユーザーになろうと思ったんですか?
[den 氏]
AdSense を始めて 1 年半頃だったと思いますが、
ポリシー違反で広告が停止されたこと
があります。そのときヘルプ フォーラムで助けて頂いたのが、トップレベル ユーザーの方でした。トップレベル ユーザーの方に助言をいただき、広告が表示されるようになりほっとしました。その時の恩を忘れられず、
今度は自分が人を助けられる立場になりたい
と思うようになりました。私にも答えられそうな質問に答えているうちに、お陰様でいつの間にかトップレベル ユーザーになっていました。
[西野]
最後に今回のトップレベル ユーザー サミットの感想をお聞かせください。
[den 氏]
今回、トップレベル ユーザー サミットに参加させていただき、海外の方のエネルギーに圧倒されそうになりました。彼らの豊富な知識とフレンドリーな性格や、彼らと交流するための語学という点で、私ももっと頑張らないといけないなと思いました。見たり聞いたりするもの全てが新鮮で、
とても有意義なサミットだった
と思います。今後とも、よろしくお願いします。
今後も多くの方々にトップレベル ユーザーとしてご参加いただくことで、Google のユーザー コミュニティが今後さらに力強いものになることを確信しています。
今後とも AdSense ヘルプフォーラム をどうぞよろしくお願いいたします。
Posted by 西野綾香 - AdSense チーム
[訂正]
トップレベル ユーザーの表現が一部略称となっていました。
訂正とともにお詫び申し上げます。
2013 年 10 月 25 日
自社アプリの攻略サイトを構築し、収益が 60% アップ!【イズミアルチザン事例 】
2013/10/24
「どのような方法で収益化するか?」というのはアプリデベロッパーの皆様にとって大きな悩みの 1 つです。今回は
アプリとウェブサイトの 2 つを収益の柱
にしている、
合同会社イズミアルチザン
をご紹介します。アプリの収益の多角化から会社設立に至るまで、代表取締役社長の泉 ショウ氏に話を伺いました。
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【ゴール】
アプリ収益の最大化
ユーザーの利便性の向上
海外展開
【アプローチ】
アプリとウェブサイトの両方を収益化
ユーザー同士が協力してゲームを攻略する環境作り
【結果】
収益の 40% をウェブ ビジネスより獲得
省リソースで効果の高いの使いやすさと収益の向上
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イズミアルチザンは主に Android アプリ、iPhone アプリ、ウェブサービス等の開発を行っており、「old offender -監獄からの脱出」等 old シリーズを代表とした脱出ゲームアプリを多く配信しています。2011 年 1 月に泉兄弟が創業し、兄の泉 ショウ氏がシステム開発、弟の拓士氏が内容とグラフィックを担当しているそうです。
『初めての java 』を買い、
これでアプリ作るぞと思って完成したのが、
後の old シリーズです。
アプリを初めて作った当時、
兄弟共にプログラミング経験がありませんでした。
ある日兄である私が突然思い立って『初めての java 』の本を買い、「これでアプリを作るぞ!」と弟を誘ったのがきっかけでした。元々脱出ゲームが好きだったことや、プログラミングが比較的簡単なこともあり、ジャンルを脱出ゲームに絞りました。当時、脱出ゲームはまだブラウザ上で遊ぶのが主流でスマホネイティブアプリはあまり無かったことが最大の決め手になりました。そこで、兄と弟で役割を分担して制作を行い、
初めて出したゲームが後の old シリーズの第一作となる「old offender -監獄からの脱出-」
です。
収益モデルは有料アプリではなく広告によるものです。
「old offender -監獄からの脱出-」の収益化方法を検討する際、有料アプリ販売と広告で迷いましたが、広告による収益化を選びました。今では、
国内各社の広告ネットワークをメディエーションで配信
しています。海外へのアプリの配信も始めており、海外のユーザーに対しては AdMob のみを配信しています。
自身のアプリの攻略サイトを作り広告を掲載すると、
収益が 60% アップしました。
アプリの配信を始めて間もなく、
アプリのレビュー欄に「攻略サイトが欲しい」
と言うご意見をいただきました。そのコメントを見てすぐに実行に移しました。攻略サイトと言っても、単純に答えを書くだけではつまらないのでユーザー同士が助け合える環境として掲示板(BBS)を用意することにしました。ウェブサイトのデザインを弟と決め、制作と運営を外注し 1 週間以内に BBS の配信を開始しました。そこへ予想以上のアクセスがあり、サーバーがパンクしたため専用の契約に切り替える必要がありました。現在ではアプリ内から直接閲覧可能なため、アプリを使った殆どのユーザーが BBS にアクセスしています。結果として、会社の売り上げの 4 割が攻略 BBS によるものです。
脱出ゲームを世界に配信していきたいです。
既に多くのアプリを他言語化させ配信していますが、今後も日本だけでなく世界に対して脱出ゲームを配信していく予定です。それに伴い、現在イズミアルチザンのアプリを一緒に海外展開をしていただけるパートナーを探しているところです。残念ながら日本では脱出ゲームと言うジャンルは既に広く認知されアプリの数も多いですが、海外ではまだ認知度は低い様です。また、BBS の関する文化も違うため苦戦している所も多いですが、これからも頑張っていきたいです。
AdMob Japan (公式) コミュニティ
への参加はもうお済みですか?コミュニティ内では、アプリ開発者様同士の情報交換、Google AdMob チームからの最新情報やセミナー等のご案内もお届けしています。また、AdMob チームメンバーが直接皆様からの投稿にお答えすることもございます。参加がまだの方はぜひご参加ください!
また Google AdSense にご興味をお持ちのアプリディベロッパーの皆様、
こちら
にて AdSense のご紹介しておりますのでぜひご覧ください。
【関連記事】
AdMob メディエーション を活用し、複数 の 広告ネットワーク の強みを活用
【 鬼から電話 】事例
アプリ内課金と広告掲載を 1 つのアプリの中で実現!【サムライディフェンダー】事例
Posted by Yuya Sumida - AdMob チーム
訂正(2013/10/25)
文中に誤字がございましたため、修正いたしました。
訂正してお詫びさせていただきます。
2013 年 10 月 24 日
TechBuzz 主催「アプリデベロッパーのための超勉強会」に参加しました!
2013/10/16
2013 年 10 月 10 日 (木) TechBuzz 主催
「アプリデベロッパーのための超勉強会」
に、
AdMob チーム 坂本 達夫
がゲストスピーカーとして登壇しました。
「アプリデベロッパーのための超勉強会」は、スマートフォンアプリのデベロッパー限定セミナーで、約 100 名のアプリエンジニアやマーケッターが情報交換・交流を行いました。坂本の他には、インモビ ジャパン株式会社の篠原氏、Millenial Media 株式会社の樋口氏、ユナイテッド株式会社の手嶋氏が登壇。それぞれ国外のスマホ広告のトレンドや事例などを紹介しました。モデレーターはインモビ ジャパン株式会社の木ノ内氏が務めました。
インモビ ジャパン株式会社
ビジネスディベロップメント 統括部長
篠原 好孝氏
テーマ:グローバルにおけるスマホ広告のトレンドと最新事例
インモビ ジャパン株式会社
篠原 好孝氏
インド発のモバイル広告ネットワーク、インモビは、AdMob と同様に世界中に広告を配信しています。篠原氏は世界の最新のアプリの収益化事例として、以下の 4 つを具体的な事例とともに挙げました。
セグメント
:アプリ内課金を行なうアプリでも、課金しないユーザーだけに絞ってネットワーク広告を配信することで追加の収益を得る
フォーマット
:バナー広告に加え、インタースティシャル(全画面)広告やカスタム・ネイティブ広告と呼ばれるものなど、よりリッチな見せ方でユーザーの興味・感心、エンゲージメントを高める
アプリ広告
:アプリのカテゴリ等でターゲティングを行ない、より媒体に合ったアプリプロモーション広告を配信する
ブランド広告
:オーディエンスターゲティングと組み合わせることで、広告主のブランドを訴求するリッチな広告を配信する
また最近の傾向として、日本のアプリ開発者のトラフィックの海外比率が高まっているとのこと。収益性を上げるためには、グローバルな広告ネットワークに対応したメディエーションツールを使い、アドネットワーク数社を使い分けることが重要とお話されていました。
Millenial Media 株式会社
グローバルマネタイズソリューション事業部 プロデューサー
樋口 隆文氏
テーマ:アメリカにおける最新マネタイズ情報と手法について
Millenial Media 株式会社
樋口 隆文氏
Millenial Media 株式会社は、アメリカのモバイル広告ネットワークで 、主にスマートフォンデバイスの特徴を活かしたリッチメディア広告を多く扱っています。
樋口氏はモバイル広告の市場規模が日本の約 2 倍あるアメリカの事例に基づき、スマートフォン上のリッチメディア広告で収益を上げる秘訣として以下の 4 点を強調されました。
全画面広告の導入
:ユーザビリティを考慮し、アプリの立ち上げ時やコンテンツの最終ステップに少しずつ導入するのが一般的です。リッチメディア広告を配信するにはほぼ必須といえます。
ユーザー情報
:より精緻なターゲティングに役立つユーザー情報をアプリで取得することで、単価の高い広告が見込めるようになります。特に今後 O2O (Online to Offline) の広告が増えると、ユーザーの位置情報が重要になってきます。
広告枠の整備
:リッチメディア広告の広告主にとっては、ユーザーが広告に触れ、深く関与することが非常に重要です。アプリ開発者は、広告枠がユーザーの興味・感心を惹き、積極的に関わってくれるような広告配置を工夫しなくてはなりません。
タブレット
:よりリッチなクリエイティブが配信できることと、Wi-Fi でアクセスする人が多いということから、タブレットへの広告配信が可能な媒体に対する広告主からのニーズが非常に高まっています。
グーグル株式会社
オンラインパートナーシップグループ モバイルビジネス ストラテジスト
坂本 達夫
テーマ:アプリのマネタイズ ー広告モデルはもう古い!?ー
グーグル株式会社
坂本 達夫
坂本は、日本市場におけるアプリビジネスの競争の激化を背景に、今後アプリビジネスを持続するためには以下の 3 点が重要と話しました。
海外展開
:日本のアプリディベロッパーは他国と比較してもクオリティが高いアプリを作っているので、海外で成功するポテンシャルは大きいです。海外で人気なコンテンツの研究、多言語対応、海外のパートナーとの提携などを検討して欲しいです。
収益ラインの複線化
:単にアプリの中に広告を掲載するだけでなく、アプリ内課金や有料アプリ販売等のマネタイズ方法と組み合わせたり、アプリと連動した自社サイトを作ったりといった
成功事例
が増えています。今後の主流になるかもしれません。
プロフェッショナルの協業
:海外展開や、複数の収益化方法の実現などが進むと、アプリの企画・コーディング・ビジネス開発といった各分野に特化したプロが必要になります。個人や社内リソースのみではなく、外部のパートナーとの協業も有効なやり方です。
ユナイテッド株式会社
取締役 兼 執行役員/メディアカンパニー カンパニー長
手嶋 浩己氏
テーマ:CocoPPa 1,500 万ダウンロードまでの道のりと、今後の世界展開について
ユナイテッド株式会社
手嶋 浩己氏
ユナイテッド株式会社が展開する、スマートフォンのホーム画面を可愛くする着せ替えコミュニティアプリ「CocoPPa」。9 月末までに 1,500 万ダウンロードを達成した経緯や、海外展開の体験談をお話いただきました。
成長の要因は「他に同じようなアプリが無かったから」とのことですが、その他にもソーシャルメディアや動画サイトを活用した口コミを促進する施策や、メディア露出を高めるための取り組みについても発表しました。
9 月に行なったリニューアルを経て、現在は海外展開の促進と、広告以外のマネタイズの開発を行なっているそうです。今後の更なる成長に期待です。
4 人のゲストスピーカーによる講演後は交流会が行われ、アプリ開発者の皆様・講演者が活発に意見交換などを行いました。
いかがだったでしょうか。今後も Google AdMob チームが主催・登壇するセミナーやイベントがある場合は、Google+ の
AdMob Japan (公式)コミュニティ
にてご案内します。是非コミュニティにご参加ください!
また、今回登壇した広告ネットワークインモビと Millenial Media はどちらも AdMob メディエーションを通じてお使いいただくことが出来ます。
AdMob メディエーションで利用可能なネットワーク一覧
をご覧ください。
【関連記事】
AdMob メディエーションを活用し、
複数の広告ネットワークの強みを活用【 鬼から電話 】事例
アプリ内課金と広告掲載を 1 つのアプリの中で実現!【サムライディフェンダー】事例
Posted by 坂本 達夫 -AdMob チーム
2013 年 10 月 16 日
2013 年下半期中間発表!最も読まれた記事 TOP 5 のご紹介
2013/10/15
10 月にも入りすっかり秋の季節になりました。
2013 年もあと残すところ 2 ヶ月と少しになりましたね。
7 月、8 月、9 月は夏休みやお盆休みで、移動中や旅先等でモバイルからアクセスする人が普段より多くなると考えられ、ビジネスに更なる収益源を生み出すチャンスでした。
しかしこれからの 10 月、11 月、12 月 も、クリスマスに向けたショッピングシーズンや、年末年始の旅行先や自宅等で利用が増え、モバイルからのトラフィックがさらに多くなることが考えられます。
急激な成長を見せるスマートフォンの普及率とモバイルからのトラフィック増加率にご対応いただき、サイト運営者の皆様のウェブ ビジネスの拡大に貢献できるよう AdSense チームでは様々な企画を用意しておりますので、ぜひ今後のお知らせをお楽しみに!
さて本日は 2013 年下半期の中間発表として、7 月、8 月、9 月で Inside AdSense Japan ブログで最も読まれた記事をまとめてご紹介いたします。
ぜひご覧いただき、これからの取り組みにお役立てください。
第 1 位
YouTube で収益化するために
2013 年上半期でも最も読まれた記事第 1 位に選ばれた記事が、2013 年下半期でも引き続きトップを走っています。YouTube の動画を収益化できる YouTube パートナー プログラムについて、収益化の手順など、サイト運営者様からよくいただく質問もまとめて解説しています。
第 2 位
レスポンシブ ウェブ デザインに対応した新しい広告ユニットの提供を開始しました
レスポンシブ ウェブデザインを導入したウェブサイト上で連動させ、パソコン、スマートフォンやタブレット端末などの様々なデバイスに対応させ、広告もそれに合わせて表示させることができる新しい広告ユニットのご紹介です。
第 3 位
新しい広告コード「非同期型 広告コード」によってユーザーの利便性が高まります
広告ユニットを非同期型広告コードに切り替えることで、ページの読み込みスピードが改善され、コンテンツが早く表示されます。特に画像が多いデータ量の重いウェブサイトでは、この切り替えを行わないとページ表示に時間がかかってしまい、ユーザーが離れてしまう可能性があります。ユーザーの離脱を防ぎ、クリック率の改善効果も見込める新しい広告コードのご紹介です。
第 4 位
ポリシー違反の重要なお知らせを管理画面で確認できます
ポリシーに関連する問題を正確に把握し、迅速に解決していただくため、AdSense の管理画面でポリシーに関する重要なお知らせを確認できるようになりました。ポリシー違反の詳細情報、サイト運営者様のサイトの違反箇所など、や違反への対処方法も詳しくご説明している機能です。
第 5 位
日本時間で収益レポートのデータが更新できるようになります
これまで AdSense の収益レポートは、太平洋標準時 (PST) を元に毎日更新されておりましたが、日本時間のタイミングで AdSense の収益レポートの更新ができるようになりました。具体的な設定方法や注意点についてご説明しています。
Posted by Eri Shikamura - Inside AdSense Team
2013 年 10 月 15 日
サイト運営者様へ、未来の AdSense を創る 満足度調査ご協力のお願い
2013/10/10
いつも AdSense をご利用いただきありがとうございます。
AdSense チームでは日々、サイト運営者様のウェブ ビジネスの拡大を支援し、コンテンツの充実に集中していただけるよう、効果的なサービスやソリューションの開発と改善に努めております。
そのためには、サイト運営者様一人一人のご意見・ご要望が必要不可欠です。
10 月 25 日より 1 週間
、
半年に 1 回行われる AdSense 満足度調査の実施
を予定しております。今回のアンケートでは、新機能のリクエストやヘルプ情報に関するご要望など、さまざまな項目についてご意見、ご要望を伺う予定です。
前回の満足度調査でお寄せいただいたご意見・ご要望より実現した新機能や機能改善は以下がございます。
ポリシー違反の重要なお知らせを管理画面で確認できる機能
レスポンシブ ウェブデザインに対応した新しい広告ユニットの提供
AdSense モバイルアプリ
サイト運営者様向けツールバーの新機能
満足度調査にご参加いただけるサイト運営者様には、まもなく調査票を添付したメールを AdSense チームよりお送りいたします。
ご協力いただける場合は、次の点をご確認ください:
■メールをお受け取りいただくための、最新の連絡先情報が設定されていますか?
連絡先情報を更新する手順は以下の通りです。
アカウントにログイン
して [ホーム] タブの [アカウント設定] をクリックします。
[個人設定] セクションで [編集] をクリックし、[担当者名]、[連絡先メール アドレス]、[連絡先電話番号] の各欄に情報を入力して、[保存] をクリックします。
詳細は、ヘルプセンターの
連絡先情報をカスタマイズする
をご覧ください。
■不定期のアンケートのメールをお受け取りいただけるように設定されていますか?
まだ登録がお済みでない方は、ぜひ下記の登録方法をご確認頂き、設定をしてください。
【メール設定方法】
こちらからログイン
すると、管理画面内で設定の手順をポップアップで表示いたしますので、設定が簡単です。
AdSense アカウントにログインします。
[アカウント設定] より [個人情報] へ
[編集] を選択し、[このサービスを改善するための不定期のアンケート] のチェックをクリックします。
満足度調査でいただいた回答は全て AdSense チームが拝見しております。
是非とも皆様のご意見をお聞かせください。
【関連リンク】
サイト運営者様の一人一人が、未来の AdSense を創る力を持っています
満足度調査 から派生した 取り組み についてご紹介します
Posted by Ayaka Nishino - AdSense チーム
2013 年 10 月 10日
「お試し」で導入を決めた AdSense、現在は DFP も使用し収益の大きな柱へ 「秋田魁新報社」事例
2013/10/09
秋田魁新報社
(あきたさきがけしんぽうしゃ)は、1874 年に設立された東北地方で最も長い歴史を持つ地方新聞社です。ウェブ上では、
さきがけ on The Web
で秋田県の最新情報を配信しています。1998 年 2 月に設立されたサイトは 2013 年 9 月現在、25 万ユーザーが訪れ、月間 500 万ページビューを記録しています。
さきがけ on The Web
は 2005 年に AdSense を導入し、現在ではウェブサイトの収益の半分以上が AdSense によるものです。AdSense の導入を検討した経緯、導入後から現在に至までのエピソードや、AdSense を導入したことによるメリットについて、秋田魁新報社 編集局ビジュアル報道センターメディア部 細谷 照男氏にお話を伺いました。
まずは「お試し」の気持ちで導入を決めました。
2005 年、さきがけ on The Web の認知度が少しずつ上がってきた頃、サイトの収益化の検討を始めました。他のアドネットワークを使ってみたものの、期待していた収益額を得ることができず、より効率の良い収益化の方法を探していました。そんな時に Google AdSense を知り、他の新聞社も導入していたので、
私達もまず「お試し」の気持ちで導入を決めました。
「何の広告がいつ掲載されるかわからない」
という仕組みに不安はありました。
AdSense による広告配信の場合、「何の広告がいつ掲載されるかわからない」という仕組みを新聞社として経験したことがなく、不安はありました。新聞社ですと、
これまでは純広告による収益がメイン
で、どの広告が掲載されるかあらかじめ知ることができます。 当時の私達にとっては
アドネットワークそのものが、これまでの広告配信とは全く違う発想
でした。
AdSense によって配信された広告を見た営業幹部に
「この広告は君たちが集めたのか?」と聞かれ、
「いいえ、自動的に配信されています」と答えました。
最初は「一体、どうやって AdSense で収益を得ているのか」と前例のないことに社内で驚きもありました。ある広告がサイトに掲載されたとき、営業幹部に「この広告は君たちが集めたのか」と言われました。「いえ、自動的に配信されています」と伝えましたが、これまで広告を出す際には本社の営業や、広告代理店を通していたのに、そうではない広告が出ていることが理解できなかったようです。
AdSense は世界中の広告主が出稿していること
や、
表示された広告がクリックされた分だけお金を支払っていただけるもの
と皆に理解してもらうため説明したことを今でも覚えています。
AdSense によって配信される広告で、
これまで大きな問題にまで至ったことはありません。
新聞社としての広告の厳しい掲載基準を持っており、それに準拠して掲載をしています。
基準と合致しない広告は、URL、業種やカテゴリー等、広告のブロックで対応するようにしています。最初の頃は、フィルタリングでブロックしたい広告が抜けてしまっていると社内から指摘を受けることはありましたが、
これまで大きな問題にまで至っていません
し、今はそういった問題が起きることはないです。
株式会社 秋田魁新報社
(右から)細谷 照男氏、加藤 卓哉氏、鈴木 淳氏、竹内 和樹氏
純広告の配信は、DFP を利用しています。
Google AdSense との親和性が高く、
使い始めたら便利です。
純広告の配信は
DFP スタンダード
を利用しています。
一度慣れてしまえば、大変便利
です。細かく配信設定もできますし、時間指定で事前に広告をセットでき、その時間になると配信が開始されます。広告枠や期間の指定等、広告運用がしやすく、
非常に良いアドサーバー
だと思います。
最初は管理画面に慣れず、
配信レポートを出すのに時間がかかっていましたが、
今ではレポートもすぐに出すことができます。
「広告ユニット」「プレースメント」「オーダー」「在庫」のそれぞれの区別や使い方が難しく感じました。当時はまだネット広告の専門用語に慣れていなかったこともあり、単語から機能が連想されにくく、どう使い分けるのかがわかりにくかったです。入稿管理やレポートを作ったりもしていますが、最初は管理画面に慣れず、配信レポートを出すのに時間がかかっていましたが、
今ではレポートもすぐに出すことができるようになり、大変便利
です。
DFP を使っているからこそ、
弊社のような少ない人数でも
広告を管理できているのだと思います。
広告管理も非常に効率的になりました。
これまでは、アドサーバーを本格的に導入したことがなかったので、広告掲載のスケジュールを立てることすらできませんでした。午前 0 時に掲載開始と終了の作業をすることも多かったです。AdSense の空き枠を最大限に有効活用することもできませんでした。 DFP スタンダードを使うことで、スケジュールを組めるだけでなく、
インプレッションやクリックを一元管理することができ、非常に効率的
になりました。もし社内で広告を管理を行うとしたら、非効率な人員態勢が必要となってしまうため、限られた機能しか広告主様に提供できなかったかと思います。
現在では、全体の収益の 6 割が AdSense によるものです。
AdSense は今ではウェブサイトの収益の最も大きな柱
となっています。全体の収益の 6 割が AdSense によるものです。運用に関しても最初は、フィルターの設定やチャネルの設定など収益の動きがみえやすくするために、時間がかかりました。しかし、現在は安定しているので手をかけていることはありません。
AdSense は広告コードを貼るだけ…
まずはチャレンジしてみることをおすすめします。
Google AdSense はどうですか?とよく聞かれますが、いつもまずはやってみては?とお勧めしています。
私達が AdSense を始めたときも「お試し」としてスタートしました。特に企業の方へですが、「お試し」ですと社内的にも理解されやすいです。自社のウェブサイトに合うか、合わないかはやってみないとわかりません。実際に導入してみて、効果が出なければすぐにでも止めることもできます。一方で、「お試し」として導入してみて収益になると嬉しいですし、配置を少し変えるだけで、収益に大きな変化が見られる場合もあります。AdSense は貼り付けるだけですから…、まずはチャレンジしてみることをおすすめします。
【関連リンク】
誰でも使える DFP スタンダードガイド
日本のサイト運営者様が AdSense を選ぶ理由とは?
Posted by 松村 吏司 - AdSense チーム
2013 年 10 月 9 日
Windows Phone 8 向け AdMob SDK ベータ版の提供を開始いたしました
2013/10/08
モバイルアプリ市場はますます盛り上がりを見せており、またアプリを配信する OS やプラットフォームも様々な選択肢があります。このたび、Windows Phone 向けアプリの開発者様からの声にお応えし、
Windows Phone 8 向け AdMob SDK ベータ版
(英語)をリリースしました。
Windows Phone 8 向けアプリの開発者の皆様は、AdMob SDK をアプリに組み込むことで広告収益を得ることが出来るようになります。
Windows Phone 8 向け AdMob SDK の主な機能をご紹介します。
コード (C#) による AdMob バナー実装
XAML ファイルへの直接埋め込みによる AdMob バナー実装
全画面 (インタースティシャル) 広告の表示
広告イベント (広告取得の成功・失敗など) の登録
一方、ベータ版の Windows Phone 8 向け AdMob SDK では iOS と Android で利用可能な下記の機能はサポートされません。
広告ネットワーク メディエーション
DFP (DoubleClick for Publishers)
(英語)
モバイルアプリ向けカスタム検索広告
MRAID (Mobile Rich Media Ad Interface Definitions)
また、Windows RT についても今回はサポート対象外となりますので、ご注意ください。
Windows Phone 8 向け AdMob SDK は
こちらのページ
(英語) からダウンロードしていただけます。また実装方法は
こちらのページ
(英語) の「Windows Phone 8」タブをご覧下さい。
従来の AdMob をお使いのお客様は、広告ユニットを追加するために新しい AdMob にアップグレードする必要があります。詳しくは
こちらの記事
をご確認下さい。
ご不明な点などがありましたら、
AdMob Japan (公式) Google+ コミュニティ
(コミュニティについては
こちら
をご参照ください)、
Google AdMob Ads Developers ヘルプ フォーラム
(英語) または
ヘルプセンター
をご利用ください。
Posted by 坂本 達夫 and Eric Leichtenschlag, Google AdMob チーム
アプリ内課金と広告掲載を 1 つのアプリの中で実現!【サムライディフェンダー】事例
2013/10/04
「どのような方法で収益化するか?」
というのはアプリデベロッパーの皆様にとって大きな悩みの 1 つです。
有料アプリ販売・アプリ内課金・広告掲載のいずれかの方法が多いですが、今回は
アプリ内課金と広告掲載の両方を 1 つのアプリの中で実現
している
株式会社リンクキット
のアプリケーション「
サムライディフェンダー
」について、代表取締役社長の竹内 啓二氏に話を伺いました。
アプリの収益化
の話とあわせて、
海外展開をされる際に気をつけていること
についてもお話を伺っています。
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【ゴール】
アプリの収益の最大化
アジアを中心とした海外展開
【アプローチ】
広告掲載とアプリ内課金の両方をアプリに実装
進出先の国ごとに現地パートナーと提携
【結果】
ユーザビリティを損なうことなく、課金収益の 15 - 30 % を広告掲載によって獲得
低リスク・省リソースの海外展開を実現
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株式会社リンクキット 竹内氏 [以下 竹内]
リンクキットは 2011 年 2 月に創業し、主にスマート フォン向けソフトウェアの企画・開発を行っています。
サムライディフェンダー
は、攻めてくる敵兵を弓矢で撃退してお城を防衛する、タワーディフェンス系というジャンルのゲームです。
iOS 版
を今年 2013 年の 3 月にリリースし、
Google Play 版
も 5 月にリリースしています。
2013 年 9 月現在、累計 60 万ダウンロードを達成しました。
Google AdMob 坂本 [以下 坂本]
サムライディフェンダーは、「サムライ」がテーマですが、海外への展開はされていますか?
[竹内]
6 月から全世界に向けた配信を開始
しました。日本以外でダウンロードが多いのはベトナム、台湾で、現在注力しようとしているのは中国です。中国では Android プラットフォーム のシェアが高いにもかかわらず Google Play がサービスを展開しておらず、代わりにローカルのアプリマーケットが数百個乱立しているようなので、対応に苦心しています。
[坂本]
数百個もあるんですか!それは大変ですね。
[竹内]
株式会社 リンクキット
代表取締役社長 竹内 啓二氏
実際には 10 個程のマーケットに対応することができれば、7 割超のユーザーはカバーできるようです。しかし、変化が激しいので実態がつかめていません。現地のことをわからないでビジネスをするのは、やはりリスクだと思います。そのため
現地の方にパートナーになってもらい、ユーザー サポートをはじめとしたある程度の業務はお任せしています。
しかも、現地のパートナーには実際に会うことなく、全てメールでのやり取りで決めています。後日談ですが、先日行われた東京ゲームショーで初めて代表の方にお会いすることができました。
[坂本]
実際に会ったことのない方とパートナーを組んでるいんですね!普通、会ったことのない方、しかも別の国の方とメールのやり取りだけでパートナーを組む、というのは勇気がいるかと思います。パートナーを選ぶ上で、企業のサイズ以外に気をつけている点はありますか?
[竹内]
大手企業と組むのではなく、まだ規模が小さく、我々と一緒に頑張ってくれそうなパートナーを選んでいます。
成功することがお互いにメリットになるスキームを作る
ことで、パートナー自身がモチベーション高く協力してくれます。
アプリの収益化について
[坂本]
サムライディフェンダーは、アプリ内課金と広告のどちらもマネタイズ手段として取り入れています
よね。アプリ内課金は、カジュアルゲームのデベロッパーの皆様にとっては少しハードルが高く感じてしまうのではないでしょうか?
[竹内]
そうですね。アプリ内課金は、上手くいくと収益的なリターンは大きいですが、一方でゲーム性をしっかり設計しないと誰も課金してくれない可能性もあります。
[坂本]
サムライディフェンダーではアプリ内課金ユーザーの比率はどのくらいですか?
[竹内]
日本国内だと 10% 弱、全世界では 5% 弱がアプリ内課金のユーザーです。ですが収益額でいうとアプリ内課金によるもののほうが広告によるものより大きく、広告による収益はアプリ内課金による収益のだいたい 15〜 30% 程です。
アプリ内課金か広告かのどちらか片方だけでしたら、大きな機会損失を出してしまっていました。
[坂本]
なるほど。今後、アプリ内課金も広告もどちらも入れるのが一般的になると、アプリデベロッパーさんはより収益性を上げることができそうですね。
しかし、
現実にはアプリ内課金か、広告か、どちらか一方でしか収益化していないデベロッパーさんが多い
ように感じます。何が大きなハードルになっているのでしょうか?
グーグル株式会社
AdMob チーム 坂本
[竹内]
広告で収益化を行っているカジュアルゲームデベロッパーは、課金設計に難しさを感じているのだと思います。ユーザーがお金を払いたいと思うようにゲーム性を作り込まないといけないのですが、彼らにはチャレンジングなことのようです。
[坂本]
課金機能だけを実装しても誰も使ってくれないと。
[竹内]
アプリ内課金設計は経験が少ないと難しいと感じました。一方、大手のゲーム会社や、昔からコンソールゲームを作っていたような方は、1 ユーザーあたりの売上が少ないという理由で、広告よりも課金を好む傾向があります。また中には「広告をゲームに入れるなんてけしからん」という価値観があるのでは、と感じます。
[坂本]
実際のところ、ユーザーは広告をどれぐらい邪魔なものだと感じるのでしょうか。
広告を掲載することで、アプリ内課金による収益に悪影響はありましたか?
例えば、アプリ内課金を行うユーザーが減った、など。
[竹内]
悪影響は正直ほとんど感じられません。
まずバナー広告に関しては、プレイに集中するゲーム中は表示していません。クリック率(CTR) もそれほど高くないので、誤クリックを誘発しているということもないです。あくまでゲームがメインで広告はサブという位置付けを守っておりますので、ユーザー エクスペリエンスを阻害していることは無いと思います。
会社としては純粋にプラス収益に働いているということです。
[坂本]
なるほど。誤クリックを誘発するような広告の配置は、ポリシー違反にもなってしまいますものね。
[竹内]
またバナー広告以外にオファー ウォール広告 (*注 1 ) も実装しています。もちろん我々の収益源となっているのですが、それだけでなくユーザーにとっても選択肢の幅を広げていると言えます。課金をどうしてもしたくないユーザーに対しても、アイテムを入手する方法を提供しているからです。これらをはじめ、一部のたくさん課金してくださるユーザーに依存しないマネタイズを常に模索しています。
[坂本]
ありがとうございました。海外展開やマネタイズに悩んでいるデベロッパーの皆様に、是非サムライディフェンダーの事例を参考にしていただきたいですね。
*注 1 :オファーウォール広告:ユーザーが一覧化された特定の行動(サイトの閲覧、アプリのダウンロード等)を行うことで、アプリ内で仮想通貨(ポイント、コイン)などを獲得できるインセンティブ付きの広告
【関連リンク】
2013 年 8 月 1 日
AdMob メディエーション を活用し、
複数 の 広告ネットワーク の強みを活用【 鬼から電話 】事例
2013 年 8 月 22 日
バージョンアップした 新しい AdMob を 利用 できるようになりました
Posted by 坂本 達夫 -AdMob チーム
2013 年 10 月 4 日
強いチームワークとスピード感で AdSense の最適化を進める LINE 株式会社 - その運用方法とは?
2013/10/02
LINE 株式会社 広告事業部の木原宏樹氏は 4 年前より livedoor Blog, livedoor NEWS, NAVER まとめなどのネットメディアのオンライン ネットワーク広告の運用を担当し、AdSense をご利用いただいております。これまで木原氏には、「
熱血!AdSense 部 春学期 ~広告による収益の最大化~
」や「
熱血!AdSense 部 夏学期 最適化のヒント~実践編~
」のゲスト講師 として参加いただきました。
木原氏に現在に至るまで、企業としてどのように AdSense を運用してきたのかという点についてお話を伺いました。
「今から 4 年前、何も知らない自分が AdSense の運用担当に」
会社としては 7 年前より AdSense を利用していますが、担当を引き継いだのは今から 4 年前です。AdSense の収益構造や専門用語についてほとんど知らない状態からスタートしました。そのため、まずは管理画面で使われている専門用語の意味やその数値が持つメッセージ等、前任者のフォローも得ながら勉強し、実践しながら経験を積んでいきました。
「社内広報は AdSense 新聞」
以前、社内で AdSense 新聞 というものを作っていました。私の前任者が始めたものですが、AdSense 新聞は毎日オフィスの出入り口に張り出され、
各チームの AdSense による売り上げ予算や実績、効果の高かった広告の配置などの施策が記載
されていました。
当時はどうしても純広告の力が強く、ネットワーク広告というのは空き枠を補填するという存在でしたが、
ネットワーク広告でもこれだけパフォーマンスを出せるということを正確に理解してもらう必要
がありました。ネットワーク広告に変なアレルギーを持たずに、フラットな目線でマネタイズを考えられるのはこういった社内広報の影響もあるかと思います。
「他社の成功事例は最も有力な材料」
他社の状況は、様々な規模のサイトを常に意識してチェックをしています。例えば広告枠の配置位置や広告枠数はどうか、また、同業者間でも月一で交流会を行っています。交流会では、効果の高かった施策案等の情報交換をしています。新しい施策を行う際、
社内調整の材料として一番有力なものは「他社事例」
なので、ここには個人的にお金も時間もかけています。
「とりあえずやってみよう、
ダメだったらすぐに戻せばいい」
社内では、新しい AdSense の最適化案があるといち早く取り入れる体制が整っています。インパクトの大きい施策では事前に A/B テストも行いますが、細かい施策に関しては口頭ベースで相談し、現場承認後、すぐにデザイナーがモックアップを作ってくれます。場合によっては午前中に提案したものが、午後には既に実装されていることもあります。
通常、企業として大きくなってしまうと、新しい配置や広告枠を導入するには社内調整などに多くの時間を要してしまうところも多いです。しかし、
早く動かないとその日数分の収益の機会損失に繋がりかねない
ので、「とりあえずやってみよう、ダメだったらすぐに戻せばいい」というスタンスで、やると決めたらできる限り最短で実行します。
「AdSense の運用で企業に一番必要なものは組織力」
AdSense を含め、ネットワーク広告の運用で一番重要なものは組織力だと思います。もちろん業界のトレンドやアイディア力は必要ですが、それも現場の協力が得られなければどうしようもありません。施策を提案する私、それを承認する上司、実際に広告コードを差し込んでデザインを調整するディレクター、デザイナーまで、複数のスタッフが関わります。
このメンバーの一体感があるかないかで実装のスピードは大きく変わりますし、そのスピード次第で収益額も大きく変わります。
おそらく私達の一体感、スピード力はどこにも負けないんじゃないでしょうか。
「最近最も効果の高かった施策は、
売り上げが 1.6 倍 - 1.8 倍のダブル レクタングルの実装と、
1.4 倍になった 50 ピクセルの UI 整理」
最近最も効果のあった施策は?と聞かれると、必ず答えるのがニュースの記事下に
レクタングルを横に 2 つ並べる 「ダブル レクタングル」
です。普通に考えてみると、クリックが分散するだけかもしれないと思っていましたが、A/B テストもまずまずだったので
「ダメだったらすぐに戻せばいい」精神
で、とりあえずやってみました。
実装してみると、AB テストで予想されたインパクトをはるかに超え、
売上げは 1.6 倍~ 1.8 倍に!
今では、他社の方もどんどん導入されているようですし、業界のスタンダードになりつつあるかと思います。※
参照先
また、現場からの提案で
ニュース(スマートフォン)のソーシャルボタン整理を 50 ピクセルに調整
しました。50 ピクセルに UI を調整しただけで、
売上げは 1.4 倍
になりました。※
参照先
「AdSense 運用のポイントは?」
個人でウェブサイトを運営されている方は、企業と比べて運用の障壁は少ないかもしれません。そのため、様々なメディアを参考にして、AdSense プログラム ポリシーを準拠しながら、いろいろな実装を試して見てください。
ポイントは最初から先入観を持たないこと
だと思います。企業で運営されている方は、現場の担当者が失敗を恐れずスムーズに PDCA のサイクルをまわせる体制を作ることが最重要だと思います。
先日社内で時間をかけて 3 つの実装の AB テストを行いましたが、まずまずの効果が見られたものは 1 つだけでした。しかし、現場からの回答は「効果がないことが分かっただけでも良かった」というポジティブなものでした。仮説が崩れることは気持ちのいいものではありませんが、このパターンはうまくいかないという知識が 1 つ 1 つ社内にノウハウとして溜まり、少しづつですが、筋肉質な運用体制になっていきます。
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スタッフの一体感と、「とりあえずやってみよう。ダメだったすぐに戻せばいい」というスタンスでスピード感のある AdSense の最適化を行っている LINE 株式会社 木原氏のお話は、新しい最適化の実装になかなか踏み出せないサイト運営者様にとって、参考になったのではないでしょうか?
引き続き木原氏にお話をお伺いしたいと思っておりますので、第 2 回目もお楽しみに!
Posted by Eri Shikamura - Inside AdSense Team
2013 年 10 月 2 日
チーム戦で最速収益化 「AdSense の夏休み」レポート第 2 弾 (後編)
2013/10/01
新規サイトを立ち上げて 1 ヶ月で 1 円以上の収益を得る
というミッションに取り組まれたチーム、
SKY 30 の榊裕次郎氏、加藤賢治氏、児島勇気氏
。「
AdSense の夏休み
」レポート第 2 弾(後編)では、SKY 30 の 3 人にミッションを達成する上で参考にしたオンラインセミナーや、ミッションの結果について伺いました。(前編は
こちら
からご覧ください)
SKY 30 チームが新しく立ちあげたサイト:
100Excel|エクセル指導において、究極のわかりやすさを追求します!
http://www.100excel.com/
(榊氏)
榊氏
shirokuro -白黒テレビ-
http://shirokuro.sqool.tv/
(加藤氏)
加藤氏
かんたん四字熟語クイズ
http://kanji.kuizu100.net/4jijyukugo/
(児島氏)
児島氏
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AdSense チーム 藤田[以下、藤田 ]
オンラインセミナー「熱血!AdSense 部 〜10 の挑戦〜」で学んだことは、活かせましたか?
[榊氏]
最初はとにかく記事を書いて増やしていく必要があると思っていたため、ひとりよがりになっていた部分があったかと思います。しかし、ユーザー エクスペリエンスをテーマにした
オンラインセミナー
を見て、
「ユーザーは何を求めているのか?見たいのか?」
という原点に戻ることができました。当初は 100 記事を目標にしていましたが、記事の数を増やすことよりも、
ユーザーに記事を読んでもらうにはどうしたらいいかにフォーカス
するようになりました。例えば、双方向性を意識し、ユーザーが様々な仕事の場面でぶつかる問題を解決できるような仕組みを作りたいと思っています。
[藤田]
サイトに変更を加えたことで、数値的な変化は実際に出始めましたか?
[加藤氏]
ソーシャルメディアを活用してサイトのプロモーションをしたところ、ソーシャルから来たユーザーは他のページも見てくれることが分かってきました。検索からの流入の場合、検索キーワードにマッチするページだけを見て終わるケースが多いようです。それは実際に数値にも表れていて、回遊率や滞在時間が他の流入経路に比べて長いです。また、端末別で見るとタブレットからのアクセスが全体の 12% 程あり、滞在時間も平均 6 分と非常に長いです。
[児島氏]
1 ページあたりの滞在時間が短いパラパラ系のサイトなので、クリック率が低いのが悩みでした。収益性につながるのかなと疑問でしたが、結果的にページ ビュー(PV)が大きく伸びていきました。全体的な収益性で見ると、PV 高いので、収益性も他のサイトと変わらないです。
「世の中の役に立つサイト作りを意識」
[藤田]
1 ヶ月の間、モチベーションはどのように保っていましたか?
[榊氏]
Google ドキュメントを使って、3 人それぞれの活動記録をとっていました。そのため、皆が見ているからサボってはいけない、という良いプレッシャーがありました。また、
3 人でやっているからこそ絶対に成果を出したかったです
。
[加藤氏]
短期的なことでは頑張れないため、先を見るように心がけました。「将来的にこのようなサイトにしたい!」というような大きな目標と、私は
「世の中の役に立つサイトを作りたい」
という目標をモチベーションにしていました。また、Google ドキュメント上でのチームメイトのコメントが嬉しかったです。チームの気持ちに応えたいという思いも原動力になりました。
[児島氏]
チームで活動できるということ自体がモチベーションでした。スマートフォン サイトを作成する際には様々な機種での動作確認が大変でしたが、チームの 2 人にも力を借りることができ、いろいろと見てもらえたことが嬉しかったです。
次のミッションは、
「全員のサイトを全て合わせて
1000 万 PV を達成する」
[藤田]
最後の質問です。次に取り組みたい皆様のミッションは?
[榊氏]
実は、既に次のミッションに向けて 3 人で動き出しています。次のミッションは「全員のサイトを全て合わせて、1000 万 PV を達成する」ことです。達成するには、PV を 60% もの増加が必要ですが、既に 3 人で様々な施策を練っています。モバイル、ユーザー エクスペリエンス、トラフィックと、
月毎テーマを設定して取り組んでいきます
。
まずはモバイルがテーマ
なので、運営しているサイト全てをモバイル対応させるべくがんばります!
AdSense Japan コミュニティで
は、皆様の日々のサイト作りや AdSense に関する取り組みを常に募集しておりますので、お気軽にご投稿ください。
【関連リンク】
2013 年 9 月 27 日
ユーザー目線で育てるサイト 「AdSense の夏休み」レポート第 1 弾
2013 年 9 月 30 日
チーム戦で最速収益化 「AdSense の夏休み」レポート第 2 弾 (前編)
Posted by 藤田 舞子 -AdSense Team
2013 年 10 月 1 日
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