2011 年 9 月 12 日
ラベル:
最適化、
新しい管理画面
前回の記事では
AdSense の PDCA サイクルの前半、下準備と一般的な最適化方法についてチェックリスト形式でご案内いたしました。どの最適化方法もこれまでの日本での実績をもとにしたヒントですが、サイトによって最適な AdSense の設定方法が異なることも事実です。
今回はサイズやタイプなど、ポイント毎にその検証方法とカスタマイズ案をご案内します。
ステップ 3 & 4 : 検証とカスタマイズで見るべき数値
AdSense の新しい管理画面では様々な数値を確認できますが、ここでは以下の点を確認するようにしましょう。
- RPM: 1000 回表示された場合の収益見積もりです。この数値を比較することで表示回数に関係なく、その広告サイズやタイプがどのくらい収益性があるかを把握することができます。
- CTR: クリック率(表示された回数に対してのクリックの割合)です。
- ページビュー: 広告が設定されたページの表示回数です。
*1 ページに複数の広告を表示している場合は、
広告リクエスト表示に切り替えることでより正確に数値を確認することができます。なお、以下の検証方法は新しい管理画面でのみ利用可能な機能が含まれています。
A. サイズ
検証方法
- [サイズ] レポート、または [広告ユニット] レポートを見ることでサイズ別の効果を見ることができます
検証のポイントとカスタマイズ案
- RPM が高いサイズを見つけて、表示回数を増やせるか(さらにユニットを追加できるか)を検討します
- CTR が低いサイズから CTR が高いサイズに変更が可能かを検討します
B. タイプ
検証方法
- [広告タイプ] レポートを見ることでタイプ別の効果を見ることができます
検証のポイントとカスタマイズ案
- テキストよりも他タイプの広告の RPM が高ければ広告ユニットを [テキスト/イメージリッチメディア広告] の両方が表示できる設定に変更します
C. プロダクト
検証方法
- [プロダクト] レポートを見てどのようなプロダクトが効果が高いかを見ることができます
- [プロダクト] レポートと[プラットフォーム] レポートをかけ合わせて、例えばスマートフォン向け AdSense の導入の可能性を探ることができます
(詳細: ブログ - スマートフォン向け サイトの最適化)
検証のポイントとカスタマイズ案
- RPM の高いプロダクトを確認してそのプロダクトをさらに追加できるかを検討します
D. 掲載位置
検証方法
- [広告ユニット] に掲載位置情報を入れている場合は、[広告ユニット] レポートで確認します
- [カスタムチャネル ] で掲載位置の情報を設定している場合は、[カスタムチャネル] レポートで確認します
検証のポイントとカスタマイズ案
- CTR の高い位置を確認し、同じ構成のページのすべてにその位置で広告が入っているかを確認します
- [カスタムチャネル] で掲載位置情報を入れている場合は、レポートから[プロダクト] を新しいディメンションとし、プロダクト別に最適な配置を見つけることもできます
E. 配色
検証方法
- [広告ユニット] に配色情報を入れている場合は、[広告ユニット] レポートで確認します
- [カスタムチャネル ] で配色情報を設定している場合は、[カスタムチャネル] レポートで確認します
検証のポイントとカスタマイズ案
- CTR の高い配色を見つけ、同じ色を使っているページ、サイトで違う配色の広告ユニットがある場合は CTR の高い配色に変更します
- 一定期間経ち、CTR が下降傾向になっている場合は、配色を少し変更し、サイトの見た目のマンネリ化を防ぎます
(例:枠線の色をテキストの色にし、テキストの色を枠線の色にする)
成功事例
以下は今回ご紹介した最適化を活用した事例です。合わせてご参照ください。
新しい管理画面が皆様のサイトに合った最適化のお役に立てば幸いです。
Inside AdSense では、サイト運営者様に役立つ情報を定期的にご紹介しています。更新情報は
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Posted by Inside AdSense チーム - 黒川 彩子
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