====誰でも使えるDFP スタンダード 目次====
第 1 回 DFP スタンダードをはじめよう!
第 2 回 設定ガイド「広告ユニットの設定」
第 3 回 設定ガイド「プレースメントの設定」
第 4 回 設定ガイド「サイトに設置」
第 5 回 設定ガイド「受注情報の入力」(純広告編)
第 6 回 設定ガイド「受注情報の入力」(アドネットワーク編)
第 7 回 設定ガイド「効果測定」
第 8 回 タイプ別活用術 : 純広告・自社広告をご利用の方向け
第 9 回 タイプ別活用術 : アドネットワークやアフィリエイト広告をご利用の方向け
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「誰でも使える DFP スタンダード」シリーズは、今回が最終回となります。
今回は、アドネットワークやアフィリエイト広告を配信されているサイト運営者様向けに DFP スタンダードをより活用いただくための活用術をご紹介いたします。
DFP スタンダードで可能になること
DFP スタンダードを利用することで、広告枠の収益性を高め、サイトの価値を向上させることができます。アドネットワークやアフィリエイト広告を配信されているサイト運営者様であれば、例えばこのようなことが可能になります。
- ひとつの広告枠においてアドネットワークやアフィリエイト広告と AdSense を競わせ、収益性の高い広告をリアルタイムで自動的に表示
- アフィリエイト広告の表示を 1 日数回に制限し、残りは AdSense を表示
- 複数のアドネットワークやアフィリエイト広告をローテーションで表示
広告申込情報の広告タイプ
基本的には「ネットワーク」を選択します。
「ネットワーク」以下の広告タイプは AdSense との競合配信となります。
それでは具体的な設定方法をご紹介いたします。
1. ひとつの広告枠において、アドネットワークと AdSense を競合させ、収益性の高い広告をリアルタイムで自動的に表示させる方法
アドネットワークのレポートを確認し、実績の CPM 単価 (広告 1,000 回表示あたりの単価)もしくは CPC 単価(広告 1 クリックあたりの単価)を [ご利用金額] に入力します。ご利用金額欄で入力した単価やクリック率などのデータを元に DFP スタンダードがアドネットワークの
eCPM を自動的に計算します。
この eCPM と AdSense の eCPM をリアルタイムに競合させ、AdSense の eCPM がアドネットワークの eCPM を上回ると判断された場合、AdSense が表示されるようになります。
そうすることで、この広告枠にアドネットワークのみを配信するよりも、収益性を増加させることができます。
2. アフィリエイト広告の表示を同一ユーザーに 1 週間に 10 回表示させ、それ以外は AdSense を表示させる方法
広告タイプで「ネットワーク」を選択しますと AdSense との競合配信になりますので、アフィリエイト広告をある一定表示させたい場合は、「標準」を選択されることをお勧めいたします。
その上で、掲載の調整の [頻度] で「ユーザーごとにフリークエンシーキャップを設定」のチェックボックスにチェックを入れます。同一ユーザーに対して、特定の期間内(1 分、1 時間、1 日、1 週間、1 か月、全期間)に広告を何回表示させるのかを指定できます。
同一ユーザーに同じ内容の広告を表示することを避けることができるため、特にリピーターが多いサイトを運営されている方に効果的な設定方法になります。
3. アドネットワーク、アフィリエイト広告、AdSense をローテーションで表示させる方法
基本的には、広告主ごとにオーダーと広告申込情報を設定しますが、複数の広告を均等に配信させたい場合は、「ひとつのオーダー」に「ひとつの広告申込情報」を作成し、その中に「複数の広告クリエイティブ」を設定します。
掲載の調整の [表示する広告クリエイティブ数] にて「1 つ以上」を選択し、[広告クリエイティブをローテーションで均等に表示] にて「均等」を選択します。そうすることにより、3 つの広告を均等に配信させることができます。
これにより、広告のバリエーションが増え、特にアクセスの多いサイトやリピーターの多いサイトで収益性の向上が見込めます。
なお、ここでの AdSense は穴埋めとして配信される AdSense とは異なりますので、DFP スタンダードの広告の表示回数としてカウントされます。DFP スタンダードで配信できる広告は、1 か月に 9,000 万インプレッションまでになりますことをご注意ください。
広告の種類ごとにパフォーマンスを確認したい場合は、「レポート」タブの [広告テキスト(クリエイティブ)] からそれぞれのクリエイティブを確認ください。
お手元に置いていただき、設定作業の際にお役立てください。
また、
DFP スタンダード ヘルプセンター にも設定に関する情報などを掲載しておりますので、あわせてご覧ください。
さて、9 回に渡ってお届けいたしました「誰でも使える DFP スタンダード」シリーズ は、今回で終了となります。